宮崎うなぎ

目名 ウナギ目
科名 ウナギ科
学名 Anguilliformes
認定者情報
一般社団法人 宮崎県シラスウナギ協議会
代表理事会長 髙木政利
宮崎県児湯郡新富町上富田4130番地

本県では冬季にウナギの稚魚であるシラスウナギが海から河川を遡上し成長します。 ウナギはビタミンAを大量に含み、夏バテ防止のために「土用の丑の日」にウナギを食べる習慣があります。

規格・基準

  1. 宮崎方式の県内の養殖池でシラスウナギから一貫した飼育管理の下に育てられた魚体重200g以上の養殖ウナギ(ニホンウナギ)であること。
    ※5Pサイズ(活出荷時1kgに5尾)以上
  2. 消費者に安全・安心を保証する生産履歴・飼育管理データを記録し開示できる体制であること。
  3. 品質向上に向けた取組(飼育環境の改善、飼料の適正給与等)を実施していること。

宮崎うなぎの特徴

宮崎県の沿岸にはニホンウナギの稚魚であるシラスウナギが黒潮にのって来遊し河川を遡上するため、シラスウナギの採捕漁業が行われます。天然種苗が地元で採捕されることに加え、本県は温暖な気候と豊富な地下水を有することから、1970年代から稲作転換等により県中部の旧佐土原町及び新富町を中心にウナギ養殖が発展しました。現在では全国第3位の生産量となっています。
本県のウナギ養殖池は「宮崎方式」と呼ばれ、池底に砂利を被せ、養殖池自体にバクテリアによる生物ろ過機能を持たせて循環式養殖を可能とし、ウナギの出荷後は、完全に排水洗浄し、南国宮崎の天日干しによる消毒を行います。このため、その安定した水質と疾病予防効果により、高い生産性と高品質なウナギの生産を可能としていることが大きな特徴です。